2013年5月、種の実態を知る。

日頃口にする食物の由来を真剣に考えるきっかけとなる。

本来あるべき姿ではないことに衝撃を受ける。
マイク・タイソンに殴られたら一発で死んでしまうが、比喩的に、
そのくらい破壊力のあるパンチを食らった、
それほどの衝撃だった。

そして、
地球の疲弊に危惧する。
生命の危険に本気で焦る。

無知は一番の脅威であり、不幸であると自覚する。

これは自分だけの話ではない。大切な家族、親戚、友人、
周りの人、見ず知らずの人も。
自分と同様に当てはまる人はたくさんいると確信する。

理屈を口にしても本気度は伝わらない。
まずは自分から。

そして今、お野菜を育てる農家となった。

畑でお野菜を育てること、それ自体がお野菜にとっては
【本来あるべき姿】ではない。
けれども、人類は生命の維持と子孫の継承・繁栄に向け、
作物栽培という一つの自然な流れを経て進化してきた。

戦後、高度経済成長とともに人々を支えてきた慣行栽培。
現在に至る大量生産・大量消費の恩恵に預かる農業スタイル。

現在も世の人々を支える重要な農法であることは事実。
とともに、化学物質の普及が始まる以前の昔ながらの農法、
化学物質に依存しない農法は、現代では稀なもの。

先述の背景から、僕が選んだ農業スタイルは、
【本来あるべき姿】により近い、化学物質に依存しない農法。
それにより育つお野菜は、【生命力に溢れた】もの。

自分が育てた【生命力に溢れた】お野菜が、みなさんの手元に
届き、日頃・普段・今まで気にも留めなかったようなことに
気付くきっかけになれば。そんなメッセージが込もっています。

僕はお野菜を「作る」・「栽培する」という表現が
実は好きではありません。
なぜなら、お野菜も僕らと同じ【生命】だからです。
僕の農家としての役割は、【生命】を育む環境を整えることだと
考えています。

そして僕の使命は、メッセージを込めた【生命】を届けることです。

この度、クラウドファンディングを始めることに決めました。
僕たちは、お野菜に込められたメッセージを通して、
オーガニックな生活の提案を広めていきたいと考えています。

集ったご支援は主に農機具の購入に充てます。
土壌に無理なストレスを極力かけず、生命の生育に最適な
環境を整えることを重点に使用していきます。

一人でも多くの方にメッセージが届くように。

みなさん、シェア・拡散等ご協力をお願いいたします!

https://readyfor.jp/projects/nature-to-life_tsumugite

 

2015.9.1

合同会社つむぎて(自然と暮らしの家)

遠藤翼