なにを隠そう私は、けっこう大人に近くなるまで、サンタはいると信じようとしていました。  
昨夜、サンタさんへケーキや食べ物やお手紙を準備している子たちを、親御さん目線から見ているみなさんのfacebook投稿やブログをみて、なんだかほっこり。

  
あぁ、私も小さな頃していたなぁ。

『仲良しの家族がほしい』って書いて靴下に入れたことがある。

物なんていらなくて、ただ笑顔のお父さんとお母さんがいればそれでよかった。
小さなころの私にとってサンタさんの存在は年に一度の希望だった。

クリスマスは特別な日で、なんだかお願い事が叶う気がしてた。

サンタさんがいると信じていれば、いつかその願いが叶うと信じたかったのかも。

  
今思うと、頑張って起きてたはずなのに、知らない間に食べ物は食べてあって、

プレゼントとサンタさんからの英語の手紙が置いてあって。

それは母や父の愛情。
願いはちゃんとその時に叶っていたのに、あの頃は欲するばかりで気付けなかったな。

  
大人になって、小さなころのクリスマスのことを思い出すと心があたたかくなる。

やっぱりクリスマスは特別な日。

  
去年のクリスマスにもfacebookで同じことを書いた。

それは、そういう希望を、クリスマスにサンタさんへ願う小さな子が少なからずいるのではないかなと思うから。
物や何かを欲するのではなくて、家族のこととか、健康のこととか、幸せのこととか。

  
その子はきっと、普段はそういう希望を表には出せないし出さない。
子供心に現実には叶いそうにないことも分かっていても、

夢を叶えてくれるサンタクロースという存在を知ったことで、一瞬でも夢を見ることが出来る。
たとえ一瞬でも、希望を感じてこっそりと願うことが出来る。

   

願ってもやはり叶わずがっかりするかもしれない。それも分かっているし期待してしまうのも怖いから、表現せずに「いるわけないじゃん」と冷めながらも、心の何処かで望んでる。

物語の中の、夢を叶えてくれる存在。

それはきっと、その小さな子の心にとってとても救いだと思う。

大人にとっても一緒かもしれないけど。

  
クリスマスが、誰かの幸せを願い、笑顔や安らぎを贈ろうと思えるきっかけの日であるなら、
誰かにとって救いとなる日であるなら、

それは単純にとても素敵なことだと思う。

今日という日が、優しさにあふれ、喜びや幸せと共にありますように。

メリークリスマス!
※上記画像は個人的なクリスマスの思い出です。本文とは関連ありません※

今年も残すところあと数日。つむぎてサンタもそれぞれに年の瀬を過ごしながらラストスパートで働いています。

 
来年は、たくさんの方の元へ笑顔をお届けできる活動を、なおいっそう深めていきたい。
幸せな生き方ってどういうことか。

魅力を感じる農。自然から学ぶこと。食を通じて感じる幸せ。

みなさんと共に、来年もまた「自然と暮らしの家」を創っていきたい。

「つむぎて」の名に恥じないよう様々な想いを紡いでいきたい。

   
「メリークリスマス!良いお年を!! 合同会社つむぎて一同」