2017年、元旦。あけましておめでとうございます!
毎年、大晦日には1年間の感謝とともに年をおさめ、
元旦には初日の出の光を浴びつつ、今までを振り返り、今年への想いをかためています。
今朝、思い返していたこと。
思い返せばこの3年間、激動の日々で、生きかたがガラッと変わりました。
特に去年は、その激動の日々の集大成のように、様々なご縁と想いに恵まれた1年でした。
恵まれたこととともに、苦難が続きに続きました。ほんとに、キツかったなぁ。
大晦日、どんな言葉が浮かぶ年だった?という話になり。私はやはり「信頼」でした。
信用と信頼の違い。
大なり小なり、生きる年月を重ねれば、誰しも後悔や自責を抱える。それも含めて、相手の、自分の未来を信じる。
未来を、見えないものを信じるってとても難しいです。
そして信用と信頼の感情をごちゃ混ぜにしちゃうと依存心へとつながって苦しくなってしまう。
難しいからこそ、信じ続け、信頼関係を感じた先に、生きる幸せがあるのではないかなぁと思います。
良い悪い、合う合わない、理解出来る理解出来ない、
それを全て含めた上で、人には必ず思い合える何かがある。
善悪の側面だけを見るのではなくて、バランスを取り合える何かを、思い合える何かを見出すことはお互いにとっての糧になる。
誰かにとっては取るに足らないようなことが私にとっては貴重だったり、
誰かにとっては当たり前で普通なことが私にとっては奇跡だったりする。
善かれと思ってかけた言葉が、相手の心を深く傷つけてしまったり。
ふと何気なくかけた言葉が、相手の心を思いがけず救っていたり。
そういうことがお互いにあって。気持ちが重なったり、行き違ったり。
けれどそれってなかなかに、互いに理解するのは難しいことで。
そういうわずらわしさも含めて、やはり、人の縁は恵みで。
恵みを活かせるかどうかは、自身の心持ち次第だなぁと。
去年は私個人的に、とても激動の一年で。
苦悩やハプニングが度重なりすぎて心折れて、かなりいろいろキツくて。
けれど、そういう時こそ人のあたたかさや優しさをものすごく感じるのです。
冷めたところのある私に、人のあたたかさや優しさを再実感させるために苦難が起きてるんじゃないかって思うくらい。
とはいえ実際は、試練だ学びだと無理にでも思わなきゃやってらんなかったです。
ハプニングに振り回され、容量オーバーになるとコントロールする術が分からず、心の余裕も無くなり、人にかかわるのが苦手になりがち。
ひとなど変わらない伝わらないだから期待などしない、こういうことがおきてしまう自分が問題だと諦める。
悩んでる隙もないほど、様々なハプニングが次から次へと起きるので、だったらそういうものなのだと捉えて、深く考えないように、滅多に出来ない経験を楽しんじゃえと思う術を身につけましたが、
それは苦肉の策であり、そうでもしないと人生は苦の連続ばかりでやってらんないと思ってしまうからです。
そういうことが長年重なって、ひとに心を開かないことが、自分が楽に都合よく生きる術になってました。
人の思考って面白いもので、捉え方を根底から変えると本当に「苦」が「楽」になったりします。
怪我しすぎて神経が麻痺して思考もヒートして痛みが快楽になっちゃうようなものです。
そんなわけで、よほどの事でも笑って済ませられるお気楽な心となったわけです。やっとこさ身につけたその術。その術がね、この3年間で年々あほらしくなってます。
30年ほど培っていた術が、
心底あほらしくなるほど、
この3年間で素敵なひとやこととのご縁がたくさんありました。
心をひらいてつながっていると、自分の「都合」などどうでも良くなっちゃうほどに、
素敵なことが幸せなことが日々おきる。心が豊かになる。
苦しい、辛い、疲れた、あれが嫌だこれが嫌だ、負の感情ってなにも生まない。なにも生まない時をすごすのってもったいない。せっかく生きてるのに。
生きる糧、心の救いとなるのはやはりかかわる人の真心で。
たとえば私がそれを強く実感する時は、苦難により行動に制限がおきたりハプニングがおきた時。周りに迷惑しかかからないというのに、みなさんがかけてくださる言葉はあたたかい言葉ばかり。
去年は辛いことだらけでしたが、改めて振り返ると
「信頼」という言葉が、真っ先に浮かぶ1年を去年もまたすごさせていただけている。
真心を感じさせていただける私はとても幸せものです。
私もそのように人に接することのできる人になりたい。
久々にひいてみたおみくじにこんな言葉が書いてありました。
「軒のはの 嵐の風は さわげども 春を覚ゆる 家の内哉」
心を平和にして縁者に交われば 争いごともなく和合し 外で嵐が起きていようとも その内は春風が吹くよう
偶然、偶々、されど一つでも欠けていたら成り立たない今。
全然伝わらないように感じても、何も変わらないように思えても、それでも、
目の前のひとやことが
最善に向かうことを考える。
周りから何を言われても、
それは私の幸せなこと。
目線を合わせ合い、枠にとらわれない心持ちでありたい。
いろんな事がおきるけど、
毎日悩みもつきないけれど、
それでも毎日心から笑う事ができる。
心をこめる、本質を見極める、季節感を大切にする、いのちを尊び、ゆとりをもち、やわらかい心を持ち、たがいに尊重しあう。
そんな当たり前とも言えることを、
もう一度思い直し、心新たに。
自然の恵みを受けて、静かに根を出し、芽吹き、種を残しゆく植物たちのように、
恵みを活かし少しずつ堅実に進化を続け、次の種につなぎたい。
2017年、元旦。1年のスタート!
みなさま、今年もどうぞよろしくお願いいたします!
【追伸】今年は1月3日に「大須 自然と暮らしの家」にてあたたかい甘酒をご用意しています。
自然栽培米と米麹のみで醸した甘酒。去年、私が育てた生姜を少しすりおろしてぽかぽかと♪
大須にお詣りの際はぜひお立ち寄りください♡
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