清佳です。先日「処暑の贈り物」を発送しました。
お届けした方が、とても嬉しい感想をFacebookへ投稿してくださいました。
すぐにお料理してくださって、その写真がまたとっても美味しそうで!
お誕生日のお祝いにお贈りくださったとのご連絡もいただき、感動!!
日々の辛さや苦労が報われる、とても嬉しいご連絡。
今、私たちつむぎては、それぞれのメンバーがそれぞれの力を活かして、少しづつ一歩づつ前へ進んでいます。
別々の道でそれぞれに生きてきた人間5人が、足並み揃えるのってとても難しいです。
けれど、自分の力を周りのために使い、
個々の力を合わせて前に進もうとしているメンバーの行動を見るにつけ、一員としてとても誇らしく感じます。
すんごくシンドくって大変な作業をしてるのに、
くったくなく笑う表情なんて、清々しすぎて腰抜かします(笑)
名張、大府、稲沢、西尾、メンバーそれぞれの圃場合わせると1町歩以上。
1町歩、3000坪、約一万平方メートル。
うわぁ、改めて書くとちょっとビックリします。
刈り払い機すら当初は無かったので鎌や鍬でひたすら草と向き合い。
鍬でひたすら畝立て。
種まきしたら、ひたすらじょうろで水やり。
鍬と鎌のみで挑む広範囲の農は、作業としては「過酷」の一言です。
けれど、その過酷さからこの数ヶ月で様々なことを学びました。
現実に、実行出来るかたちって人それぞれ。
得手不得手、できること、できないこと。
どれだけ気持ちがあったって、現実的な問題でできないことも。
けれどだからといって諦めたくない。
元々、私たち5人が集まったのは、「食を通じてつながる場を作りたい」という意識が通じたことがきっかけです。
個々がそれぞれに活動してきた中で感じてきたこと、集約して伝え広めたい。
「幸せな生きかた」ってなんなのか。
それには、やはり私たち自身が、自然と向き合いながら実際に食を育てていることが大前提。
一昨年、様々な農家さんの元へ訪ねさせていただいていた時、とある方がこうおっしゃいました。
「今の農業は孤独だ。機械がありゃ人はいらん。」
その方は88歳、農業一筋の人生。規模は縮小すれど現役で生業としていらっしゃる方です。
お若い頃、国からの要請で農を学ぶためプロペラ機でアメリカへ渡った方。
心に残るお話をたくさん教えていただきましたが、
ふとした時にぽつりとおっしゃったそのワンフレーズが頭から離れませんでした。
人の命となる食。その食を担う素晴らしい「生業」なのに孤独?
それならば、出来うる限り人のちからのみで農に向き合ってみよう。
機械に頼らず、まずやってみよう。そしたらなにか見えてくるかもしれない。
目標に辿り着くまでに、長い長い道程があることは、分かりきっていて。
それを超えるまでの体力と気力が必要で。
鍬と鎌で、人のちからのみで、この数ヶ月進んでこれたことは、
ひとえに私たちに関わってくださる方々のおかげです。
これを読んでくださっているあなたも、そのひとりです。
どんな些細な関わり方でも、一瞬その時だけの関わりでも、
現実の関わりなく見守ってくださっていることも、
そのどれかひとつ欠けても今の私たちはありません。
みなさんの、その気持ちを受けて、その上で私たちは次のステップへ向かいたい。
「自分で」ではなく、「5人で」でもなく、
関わってくださる方々と共に視野を広げていきたい。
「幸せな生きかた」を目指す中で「私たちにできること」
自然にそって向き合う畑と出会い、視野が広がったことで、
今までで一番人間らしい生活を経験しているなぁと感じます。
地味で大変な作業の繰り返し、けれどいつ死んでもいいと感じるくらいの充実感。
植物たちの力強さ、陽の光の美しさ、雨を恵みと感じられること。
誰しもいずれ来る、最期の瞬間。
私は、その時には最後の楽しみのように自然を感じながら人生の終盤を味わいたい。
滝之原での自然栽培勉強会を、毎日新聞さんが取り上げてくださいました!
http://sp.mainichi.jp/area/mie/news/20150929ddlk24040395000c.html
遠藤くんの親友が素敵な企画を開いてくれたそうです!こちらは東京での開催!
種のおはなし~私たちにできること~ (10/18日曜日)
https://www.facebook.com/events/391579477707329/
手作業のみで向き合ったこの数ヶ月。
過酷さから得た学びを、次のステップへ活かしたい。
遠藤くんのアツい思いをぜひご一読ください。
https://readyfor.jp/projects/nature-to-life_tsumugite
プレスリリースも始めました!
コメントを残す