清佳です。先週末は三重県滝之原へお伺いしました。
内容盛りだくさんの2日間!

つむぎての一員である「開墾するWebデザイナー」マルペケ加藤さんが、地元の方々と供に放棄地の開墾と無農薬無肥料でのお米の栽培を続けている滝之原。

私は2年ほど前に初めてお伺いし、信号機が見当たら無いほどの穏やかな風景に一目で魅せられ、そしてその地の方々のあたたかさに胸打たれました。

  
その滝之原で今月から始まっている名張市雇用創造協議会さん主催の自然栽培講座。
第2回目を少し見学させていただきました。
マルペケ加藤さんの、初の地域コーディネート講座でもあります。

 
  
つむぎて杉山くんも指導員として、大府市から毎回参加。

  
お力をお貸しくださり会場となる圃場を整えてくださる地元の方。
その方が見ていらっしゃらなくても、その方へ向かってお辞儀をしていた加藤さんの姿勢がとても綺麗でした。

  
そして、今週末の第3回自然栽培講座にて、つむぎて前田さんと私とでお昼ご飯を作らせていただけることになりました!

ごく自然に育ったお野菜たち、調味料はほぼ使わずお料理させていただく予定です。
生命力のあるお野菜の味そのものを感じてみていただきたいのです。

  
そして、雑草料理研究家である前田さんが、滝之原の無農薬無肥料のお米たちと供に育ったこなぎで、こなぎ味噌を作ってくださいました!

  
無農薬無肥料の圃場で育つこなぎだからこそ出来ること。
そして学問として専門的に雑草を研究してきた前田さんだからこその技。

  
なかなかにこなぎ味噌を味わえる機会は無いと思います。

ごく自然な栽培と向き合う時、草との向き合い方に必ず一度は立ち止まる時があるかと思います。

けれど、雑草と呼ばれ、邪魔物扱いされがちな草たちも、
その本質を知り視点を変えると活かすことができる方法がたくさんある。

その方法のひとつとして、まずは栄養価も高く美味しく食べられるということを知っていただけたら。

  
さて、お話を先週末へ戻します。
私は講座の見学を少しして、急遽稲刈りお手伝いへ。強力な助っ人、半田市から来てくださったかおりさんとなおきさん。
一緒に稲刈り出来て嬉しかったなぁ♡

  
今年の稲刈りの様子、加藤さんが作成した動画です。

こうして、時間の流れをまとめて見られるのって感動!!

加藤さんは開墾するWebデザイナー。スチール撮影から動画作成、ロゴデザインやサイトデザインなどなどなど、マルチなセンスの持ち主!

つむぎての「自然と暮らしの家」ロゴ、サイト、名刺、各種イベントフライヤー、お野菜や和菜や出店時に販売しているお惣菜たちのロゴなども全て加藤さんデザインです。

会社設立当初、いつか、無農薬無肥料で育てたお米で玄米茶を作りたいねと夢描いていたところ、
名刺にその写真を組み込んでくださいました。

  
この名刺の写真の玄米茶は、加藤さんが実際に滝之原のお米を自宅で炒って作った玄米茶です。

名刺は顔。私はあちこちとよく動くので、年間で相当数の方々とお逢いします。

お名刺いただくことも多々。年度末に名刺整理をすると、大体数千枚はあります。

失礼なお話かもしれませんが、意外と名刺にかける力を抜いていらっしゃる方って多いのですね。
その反面、記憶に残るお名刺を頂戴すると、正直やはり印象が違います。

物語や想いをデザインしていただけることってとても貴重で大切なことだなぁって、
加藤さんの仕事を見る度に感じます。

さてさて、もう一回お話を戻します。稲藁の縄編みを華麗な手つきでなさる、西山さん。

  
西山さんは滝之原の米農家さんであり、福祉施設も経営、そして様々な地域活性化のプロジェクトをも手がけていらっしゃいます。

加藤さんの主催するイベントや、お手伝いに参加させていただく度、
滝之原へ伺う度に、西山さんから様々なことを学ばせていただいています。

貴重な経験。少しづつ自らの身にしっかりと染み込ませ実践できるようになりたい。

  
天日干し真っ最中のお米たち。
田植えから収穫まですべて手作業、無農薬無肥料の滝之原のお米。

  
滝之原はとてもお水が綺麗で、朝夕に冷え込み日中との温度差が大きく、粘土質で鉄分の多く含まれている土壌によって、作物に糖度がよくのるのだとか。

しかし今年は収量が少なく、手作業・天日干し・無農薬無肥料の滝之原の新米はとても貴重。

   
   
今年は滝之原の美味しいお米で麹も作ってみようかなんて素敵なお話もひそかに計画中!

個人的にもぜひ!麹!!実現したい!!

その麹でぜひともお味噌を仕込みたい!!

   
 夜は同年代の滝之原の方々と古民家で宴会。
美味しい日本酒がたーっくさん集まってて。

素敵な「おっぱいの歌」も♡(笑)

  
滝之原の方達って本当に懐が広いと改めて感じて。
いつも、あたたかく受け入れてくださることがとても嬉しい。

美しい空気や景色、飾り気のない心からの笑顔、
街では得られない経験、それはかけがえのない学びで。

滝之原が地元である辻本さんの「みんなで一緒にやろうよ!」という言葉が深く残りました。
誰かがやる、とかではなく。
やれることって人様々、けれど見ている方向が同じということの大切さ。

  
場を創り維持するって、大変なことです。
声を上げる、受け入れる、ということは沢山の責務も負う。

それでも、明るい笑顔で、一緒にやろうよと受け入れてくださるからこそ、
その地の方々がその場を常日頃維持してくださっているからこその、
楽しく学びあるかけがえのない経験。

その地に住んでいない、けれどその地が大好きな私たちに出来ることはなにか。

加藤さんと西山さんが続けていらっしゃる滝之原での活動。
マルペケ加藤さんのブログに詳しく書かれています。
ぜひ一度読んでみてください。
マルペケブログ→http://marupeke.jp/blog/

こうして、その地、その場で、様々な活動をしている方たちがつながりゆくことは、
かけがえのない学びと充実感、供に高め合ってゆける場を感じさせていただける。

  
それはとても、幸せな生き方につながるようで、伝えたくなってしまう。
そんな想いから、書きたいことがたくさんすぎて長くなってしまいました。

最後までお読みくださってありがとうございます!