草木染め。大判シルクオーガンジーをヨモギで染めました。

画像だと色が伝わり辛いなぁ。

元は真っ白なシルク。

染液を煮出している間、お部屋はヨモギ蒸し状態。身体がぽかぽかしてきます。

鉄媒染とアルミ媒染で2色に。美しい色に染まって嬉しいな。

私たちが草木染めに魅力を感じているのは、植物を活かしきるひとつの方法だと思うからです。

たとえば、剪定の時に出る枝や、収穫や出荷時に処理をする葉や皮や茎。通常、破棄するか燃やすか土に戻すかなのですが、その前に煮出して染液にすると様々な色がいただけます。

本格的な草木染め、というよりも、栽培している植物たちを無駄無く活かしきりたいのです。

昔の人々は、 植物の色をうつした布を薬布と呼んだとか。

現代でいう湿布と同じような感じで、布に植物の力をうつして身にまとっていたのだそうです。

染液をとったあとの植物も、足湯にしたり。活用法ってたくさんあります。

先日、素敵な畑にお邪魔しました。

無農薬、無肥料栽培の畑。染料となる小鮒草や藍も栽培なさってて。

小鮒草を分けてくださいました!嬉しい!

そしてなんと、ブラックベリーも!

長久手の開墾地はもともと田んぼで、バラ科の植物がとても元気に生息しています。きっと、同じバラ科を植えたら元気に育ってくれるんじゃないかと思うんです。

早速、ブラックベリーを開墾地に定植しました。嬉しいなぁ。

その方の畑でビックリしたのはいちご!この時期に露地いちご?!

しかもすっごく美味しい!めっちゃ美味!!

こんなにちっちゃいこも、味がしっかり濃くて、とっても甘くて!

ビックリ!

バラ科のいちご。露地で無農薬無肥料で、こんなに美味しい実をつけてくれるなんてすごいなぁ。いつか開墾地で育ててみたいなって、またわくわくする楽しみがひとつ増えました。

ホドイモのお花。初めて見ました!可愛い。

ご縁って本当に不思議です。いろんな人との出逢いがとても嬉しく、日々学ばせていただけることがたくさん。

恒例となったヘルシーメイトさんでの出店。いろんなことに詳しいお客さまばかりなので、会話がとても楽しいのです。

枯れるお野菜たち。ピンセットで手選別したえごま(笑)

発酵梅シロップに冷やし甘酒。

この時期はお部屋が梅の完熟香でいっぱい。帰るたび幸せな気分。

シロップも良い感じに仕上がってきました。

そしてこの時期の花器には、大好きなアーティチョークのお花。

不思議なお花だなぁ。魅入ってしまう。

アーティチョークと一緒に、あじさい、ブルーベリー、小溝桜。

小溝桜の実はせき止めに。塩漬けにしたり、果実酒にしたり。

こみぞざくら

こみずざくら

こずみざくら

昔、宮中の亀甲占いで使われたことから「こみぞざくら」と呼ばれて、現代までの間に「こみずざくら」に呼び名が変化。

「こずみざくら」と間違って読まれて、小澄桜と表記されることもあるとか。けど、小澄桜って植物は無いのだそうです。

小澄桜って名前も可愛いけどな。

7月1日、今年も残り半年ですね。

いろいろいろな毎日。

いろんな人が、いろんな色を、いろいろに持ってる。たとえば色が違って、全部は分かり合えなかったとしても、その存在を認め合うことってきっとできる。そしたら、きっと、それぞれに感じる生きづらさってすごく減るんだろうなぁ。

種蒔き後の雨にホッとして、いろいろを考える1年の折返し地点。