長久手・杁ノ洞。ここにはたくさんの生きものたちがいます。
タモロコ。
昔は身近なお魚だったそうなのですが、最近では水田整備や護岸造成で生息地が減っているとか。
最初、なんのお魚か分からなくって、Facebookに投稿したら瞬時にご回答がたくさん!ありがとうございました!みなさんすごいなぁ。
そしてカブトムシ。
すごい大きな音で森の中からガサガサって聴こえてきて、最初は動物かと思って(笑)
思いっきり車に向かってブーン!ドーン!!って飛んできました。
美しいカブトムシでした。
溝切りから1ヶ月と2週間。溝がビオトープ化して水草と生きものたちのおうちになりつつあります。
かえるたちにザリガニたち、いろんな水草たちや虫たちも棲みつきつつ。
今日は可愛いカメに出逢いました。溝の様子を観察してたら、スイス〜イって泳いできてびっくり。
なにカメだろう?ニホンイシガメだと良いなぁ。イシガメとクサガメのハーフやクォーターでウンキュウって呼ばれているカメもいるのですね。うーむ、どっちだろう??
もうこのカメ、めっちゃ可愛くって!!!なにこのつぶらな瞳と可愛いお口! カメはすっごい迷惑だっただろうけど、あまりの可愛さに眺めまくり。ごめんねー。
調べれば調べるほど、特徴はニホンイシガメっぽいんだけどなぁ。
あまりの可愛さに写真撮りすぎです(笑)
このカメ、泳いだり陸を走ったりするのめっちゃ速いの!
カメってゆっくりなんじゃなかったっけ?
可愛かったなぁ。しかしものの1ヶ月で溝が多様化しつつあることにびっくり。溝に流れているお水は湧水。だからこその生きものたちの棲みつき方のようにも思えるの。思ってる以上に、自然の生態系循環って速いのかも。
とんぼもいろんな種類がいっぱい!かまきりも茶色かったり緑だったり。
写真撮り損ねちゃいましたが、真っ赤な赤とんぼを久しぶりに見ました。綺麗だったなぁ。
そういえばね!ガマって蚊除けになるんだって!
たーくさん生えてるから、活用出来るなぁって嬉しくて。
ただ、草を刈るっていうことに、どうしても抵抗があるのです。
景観上、とか、道を作るため、とか、栽培植物に育ってもらうためにちょっとどいてもらう、とか、草刈りが必要なことが多々あることは分かっているし、開墾時はバッサバッサと刈るのだけど。
ただ刈らなきゃいけないから刈る、というより、活用のし甲斐があることを知った上で刈れたら楽しいなぁって。
ふと見上げた夕暮れの空が優しい色。気持ちいい風。あぁ、私はこの静かな場所から見る空が大好きだなぁってしみじみ。
ちょっといろんなことを振り返って、改めて、この先に描くことや、目指す先を考えてみました。
なんだかね、杁ノ洞にいると、いろんなことを経験します。
大きなカミキリ虫が突然肩にとまる、何事も無かったかのようにちょっと肩でウロウロして、ちょっと経ったらまた飛んでったり。タモロコやイシガメ(?)がいるとこを見れたり。カブトムシいるかなぁって言ってたらカブトムシが飛んできたり。溝切ったとこに湧水が湧いて、そうなったら素敵だなぁと思う形へと少しずつビオトープ化していたり。木の手入れに熱中してたら鹿が真ん前にいたり、いろんな鳥たちがいろんな声を聴かせてくれたり。
全て偶然、偶々、だけれど、なんとなく、その場に受け入れられているみたいで嬉しく感じてしまう。
酸いも甘いもいろーんなことを街中で経験してきて、なんというかこんな純粋な気持ちがまだ残ってたんだなぁって自分でもびっくりします。
自然のちからはすごいです。
こういう、なんというか人として、単純に純粋な気持ちを思い出させてくれる里山の自然ってとても尊いと思うんです。
そして、木々や植物の緑から無条件に癒しを得られるのって、現代の中で人に残されている大切な本能だと思う。
元々は農地として使われていた場所、けれど長年放棄されて、自然のちからもめぐっている場所。
無理なく、けれど自然に任せるばかりでなく、手をそえて関わることでお互いに活きる形へ。
そんなこんなを想いながら、あぁ私は遠回りばかりで時間がかかっているけど、目指す先はブレずに、そこへ向かって進んでいけているなぁと、改めて穏やかな気持ちになりました。
歳を重ねるたび、夢はどんどん増えていきます。ちょっと前のブログにも書きましたが、夢描くことが多ければ多いほど、大変だけど楽しくって、実現した時の感動はひときわ。
そして早速、夢のひとつ。笹の種。50年〜120年に一度だけ花を咲かせ実を生らす笹。先日、一斉に開花している場を見させていただいて感動して。今度は種まで!!
野麦峠の「野麦」はこの笹の種のことなのだそうです。
食べれるって聞いてわくわく!そんなに貴重な食材ってないよ!
50年〜120年に一度しか生らないのだから、もしかしたら見ることも叶わなかったかもしれないのに。見れちゃった!食べれちゃった!なんて贅沢!
貴重な経験も、夢が実現することも、全て関わってくださる方々があってこそ。自分ひとりのちからで叶うことなどなくて。
私も、誰かの夢が実現するよう手を添えられる、そんな人でありたいなぁ。
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