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景色と音と職人技と

杁ノ洞は、木々が風にそよぐ音と、いろんな鳥たちや動物たちや虫たちの声だけが聴こえるとても静かで心地良い場所。

初めてこの場所に行った時、その音を重ねて味わいながら、もしもここに、水の流れる音が加わったらなんて素敵なんだろうって感じました。

それから数年経った今、溝を大きく切っていただき、そこから湧水が出て。

その時、もし池になるようなスペースを溝に造ったら、水も溜まり、生きものの棲家となるのではと、一部が池となるよう愛長造園さんが溝を切ってくださいました。

吉田さんが想定なさっていたとおり、溝は小さな川のようにビオトープ化しつつあり、池には水がしっかりと溜まって生きものの棲家に。

その感性にとても感動します。どうして、あの状態からこうなることが描けるんだろう。

「こうだったら」と思い描くことは出来ても、それを現実化することが出来る人ってなかなかいない。それが出来るのが職人技ということなんだなぁと。

そして、その池のところになんと滝が!!

炎天下、車も入れない場所、人力でしか物を運べない場所です。

石のひとつひとつを運ぶだけでも距離があり、大変なことなのです。

職人さんの技術って凄い。土の斜面だったところに、石の滝が!

水が石の段を流れ落ちていく音。

あぁ、この場所に、本当に、水の音が加わった。すごいなぁ、なんて美しい音なんだろうって。景色って、こうして出来てゆくんだなぁって感動して。

水の流れに見惚れて、音に聴き惚れました。

自然に任せる部分と、手を添える部分。バランスの取り方ってとても難しいのです。それが身に染みているからこそ、感動がとても深いです。

こういうことを感じさせていただけるのってとても尊いこと。私は、こういう感覚を様々な人たちと分かち合いたいのです。

「感覚」というのは「観覚」であると、教えていただいたことがあります。

ひとの感覚は思うよりも不確かで、直感力や感性が優れている人は観察力が高いのだと。

観察力を上げるのは実体験であり、卓上の理論だけではそれは上がりにくい。先ずはやってみよう、そして失敗したり成功したりして、それでも続けて、いろんなことを実体験して、観察力というのは得ていくものなんだなぁと感じます。

感性の高い人でありたい。それは、とても人生を豊かにする術だと思うから。

土留めも竹と丸太で。こちらはつむぎて加藤さん作。なんか可愛いですね!好きだなぁこの感じ!!

実は先日の大雨で、排水パイプを埋め立てたところが一箇所だけ崩れてしまいました。

大変だ!無残にも思いっきり土が流されてるー!ここにも竹と丸太で土留めして、もう一度しっかりと埋め直しをします。

さて!がっつり土木作業してみたい方、いらっしゃいませんか♪(笑)

というか助けてー(笑)私のちからでは、ここの土を掘るだけでもめっちゃ時間かかります。備中さして、掘ろうとしてもビクともしないから、助走つけて思いっきり備中に飛びついたりして。それをめっちゃ何回もやりました(笑)二箇所パイプ埋めるだけなのにまるっと1日かかったんだもん!(笑)

大変なのにすっごく楽しい。なんなんでしょうね、この感じ。

職人技といえば、お寿司の宝石箱をいただきました。

すごいウニ!

輝く寿司職人、寅”衛門さん。輝いていらっしゃいます!つやっつや!

なんて美しいお寿司!そしてなんという美味しさ!!

炎天下の野良仕事続きで疲れが溜まりつつあった身体が、速攻元気に!(笑)

あぁ美味しかったなぁ。ひとつひとつ、しっかりと味わっていただきました。幸せです。

本当に美しいお寿司たちだったなぁ。心から感謝です!!

「美しい」ってどういうことかってよく考えるのですが、私の場合は、景色も、食も、物も、それを通して「心」が見えた時に、なおいっそうの美しさを感じるのかも。

造形が整っているだけでは、何故か魅力を感じなかったり、すぐ飽きたり。

不完全で不揃いでも、とても魅力を感じて美しいなぁって感じたり。

表面だけ整ってるだけでは感じられない、深みのある美しさってすごく心に響きます。

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