植物のちからを楽しみ味わう様々な方法。うぅー、充実しすぎて書きたいことがいっぱいありすぎて書ききれない!(笑)取り急ぎ、この2日間のことを書いてみます(笑)

身近な植物、雑草たち。

分かりやすいように「雑草」という言葉を使っていますが、
私たちは「雑草という名の草はない」という言葉が大好きです。

身近な植物たち、そのひとつひとつのことを学び、その活用方法を知ると、暮らしを楽しむ術が深まります。

長久手杁ノ洞の開墾を始めてから、ベニバナボロギクがたくさん姿を現してくれるようになりました。開墾前はあまり見当たらなかったベニバナボロギク。


前田さんいわく、開墾を始め、辺りが明るくなってきたことで種が目を覚まし始めたとか。

人がその場に関わることで目覚める植物。

私は、耕作放棄地を恵みの宝庫だと捉えています。農薬も肥料も与えずとも、自然のちからでその地に適した植物たちが活きている。放棄された年月が長いほど、自然の恵みが巡っていて、活用が楽しめる植物たちがたくさんあるのです。

既にその場にある自然の恵みを、そして、その場に人が関わることで発生する植物たちを活かすということ。

人と自然の関わりかた。コントロールされず育った植物たちのちからはとても強く、私の目にはとても美しく写ります。

さて、杁ノ洞のベニバナボロギク。平針A2マルシェで美味しいお料理に変身したのー!
平針A2マルシェは、無農薬無肥料でお野菜を育てている農家さんたちが集うマルシェ。

そして、そのお野菜たちを使った「さなぱん」さんの素敵ランチがとっても美味しいの!

そしてね、「うさぎや菜園」あいちゃんのお野菜たちったらね、いつもほんっとうに可愛いの!!お野菜って育てる人を表すなぁって。

あいちゃんのいろとりどりな可愛いオクラやトマトたちと、杉山くんが育てたつむぎて人参たち、杁ノ洞のベニバナボロギクを合わせて、さなぱんさんが美味しいお料理を作ってくださいました♪

ランチタイムは満席状態でとっても賑やか♪子どもたちが、生のままでもベニバナボロギクを食べてくれてびっくり。

しかし美味しく変身してたなぁ。さなぱんさんすごい♪もうほんとさなぱんさんのお料理大好き!美味しかったぁ!!

素敵なご夫婦が前田さんにプレゼントなさっていたお誕生日祝い。素敵な言葉!

平針A2マルシェ、あたたかいご縁とわくわくの時間が流れていて大好きです♪

さてさて、マルシェが終わってからは、前田さんとダッシュで長久手へ。市役所裏の大豆畑を草刈りする予定だったのですが、急遽杁ノ洞へ。

ベニバナボロギク、ヨウシュヤマゴボウ、イヌホオズキ。見分けつきます?どれがどれだか分かりますか?

こうして並べて撮影すると一目瞭然ですが、それぞれに生えてるところ見たら、この成長時は見分けがつきにくく間違えやすいのだそうです。

前田さんの採取技術や識別能力ってほんと凄くて、同行するたび尊敬します。なによりね、草を見ている時の前田さんってすごく嬉しそうなんです(笑)その姿がとても楽しそうでこちらまでわくわくします。

ツボクサも発見していました。ベトナムで生ジュースになっていたりアーユルベーダに使われたりしていて、日本の圃場で育ててみたいねぇって言ってたツボクサ。
杁ノ洞に出現です(笑)

ひとしきり杁ノ洞の草たちを観察した後は、市役所裏の畑へ走り、チガヤたちとのお戯れタイム! 日没まで2人でそれぞれ黙々と刈り払ってました。2人でやるとほんと早くて!前田さん、ありがとうー!!

暗くなっちゃったので写真撮れなかったですが、みんなで蒔いた大豆たち、元気に成長しています♪

野良仕事後の楽しみ、ほおずき。やっぱり美味しいなぁ。

そして翌日は三重県菰野町へ。大人の遠足。ねのひらの里さんへ伺って、みんなで藍染したの!

ご指導くださったのは、藍染師・板東亮さん。

本藍染。化学薬品や、ブドウ糖や水飴等の糖も一切使わず、江戸時代に確立された天然灰汁発酵建てを忠実に再現なさっています。

本藍染の起源は平安時代に始まり、江戸時代に木綿の普及と共に完成した染色技法。日本のタデ藍は、弥生時代に薬草として稲と共に伝来したと言われているそうです。

タデ藍の葉を100日かけて発酵させた蒅。その蒅に木灰の灰汁、小麦麸を混ぜてまた1週間発酵させ染液を作る。その過程のお話をお伺いして、その手間の貴重さになおいっそうわくわくがとまりませんでした。

藍の葉の微生物をアルカリの中で発酵させ、酵素のちからで色素を引き出す。
その染液に生地をつけて揉み込んで、絞って空気にあてて酸化させることで発色させる。これを何度も繰り返して好みの色に。

最初は茶色っぽい深緑色。

これを空気にあてると、、、

見てー!この美しい色!凄いよぅ!美しい!感動だーっ!

みんなそれぞれの素材を本藍染。

私はグラデーションをかけました。染め重ねた濃い青も美しいけど、うすい水色もとっても綺麗。

なんと、藍の種と苗を分けてくださいました。嬉しい!!杁ノ洞へ定植してみます。無事に育つと良いなぁ。

お野菜の直売所にもなっていて。金時草発見。おひたしにするとお出汁がとても鮮やかな紫色になるお野菜。金時草で草木染めしたら美しい色がとれるのかも。

圃場も見せていただき感動!
ひとつのハウスは無農薬無肥料栽培。もうひとつのハウスは油粕の有機堆肥栽培。


無農薬無肥料の方が、とても元気なのだと教えてくださり。たしかに見るからに違いました。

藍ってね、染めだけではなく食せるのだそうです。抗酸化力が高く、ケンペロールがほうれん草の10倍とか。

雑草と呼ばれる植物たちの成分分析をすると、野菜の何倍も栄養価が段違いに高い場合が多いです。藍も、雑草性の高い植物なのかなぁと感じます。だからこそ施肥していないほうが活き活きとしていたのかなと。

その場で摘んだ生葉をくださったので、叩き染めをしてみました。葉脈まで綺麗に染まって感動!そしてねこたちが興味しんしん!(笑)

というわけで、充実しまくりでやはり書ききれないことだらけです。
美味しかったり、無心で刈り払ってみたり、目にも美しい色をいただけたり。

植物たちが与えてくれる楽しみって、とっても深くて面白いです。

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9月7日に平針A2ギャラリーにて「旬の雑草講座」を開催します。

★本講座はご予約により満席となりました!お申込くださったみなさま、ありがとうございます!! 満席御礼にて、受付は終了させていただいております(8月7日現在)  キャンセル待ちのご要望等がございましたら、hello@tsumugite.jp (担当:さやか)までお問合せください。★

 

私たちが作成した「草々 玄米茶」「草々 和菜茶」を味わっていただきながら、旬の雑草について学ぶ時間を。

講座の後はランチ懇親会。
講座で学んだ、7種の草を使ったグリーンカレーをランチにご用意します。

使う食材は無農薬無肥料がメイン。
私たちつむぎてが管理する、各地の無農薬無肥料栽培圃場で栽培・採取した草たち。

耕作放棄地という場所には自然の恵みが巡っていて、活用が楽しめる植物たちがたくさんあります。そして、人が自然に関わることで、その場に無かった植物たちが生まれる場合があります。関わることで生まれる植物たちを、自然の恵みを活かすということ。

人と自然の関わりかた。そんなこともお伝え出来たらという想いのもと、植物のことを知り、美味しくいただく時間をつくります。

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同日・同会場では、無農薬無肥料のお野菜を育てる素敵な農家さんたちが集うマルシェも開催されていますよ♪(マルシェは10:00~15:00開催です)

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【旬の雑草講座】

開催日時:2017年9月7日(木) 10:30-11:30(受付10:15~)

開催場所:平針A2ギャラリー
名古屋市天白区平針2丁目1111
A2ビル1F (地下鉄鶴舞線 平針駅より徒歩1分・駐車場8台完備)
※駐車場は先着順となります。満車の際は近隣コインパーキングをご利用ください。

講師:合同会社つむぎて 雑草料理研究家 前田純

参加費:2000円(無農薬無肥料の草々茶各種付き)

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【ランチ懇親会】

開催日時:2017年9月7日(木) 12:00-13:30

Menu :7種の草のグリーンカレー・旬草のお惣菜・デザート・草々茶

開催場所:同上

参加費:1500円

★ランチ懇親会は事前予約制となります。参加有無をご連絡ください。

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【主催&お問い合わせ先】

合同会社つむぎて
担当:清佳(Sayaka Ithaca)

★不明点がありましたら、私の上記FacebookIDのメッセンジャーへお気軽にお問い合わせください。

★Facebookイベントページからお申し込み受付ております。
https://www.facebook.com/events/159494651267320/?ti=icl

★直前での無連絡キャンセルはお控えいただけますようお願いいたします。私たちの扱う食材は、農家さんたちが手間をかけ心を込めて育てあげていらっしゃる貴重な食材たちです。

大切な食材たちを無駄にしないためにも、必ずご一報いただけますようお願い申し上げます。