てんとうむしが羽化した瞬間。

愛を育んでるクワガタたち。

自然の中で交尾してるのを初めて見たので、興味深くて何枚も連写(笑)

迷惑だったろうなぁ、ごめんね!

畑に生えてるマルバヤナギたち。

開墾の時に、伐採した方が良いと多々アドバイスいただいたのだけど、どうしても伐りたくなかった木。

伐らなくて本当に良かった! 圃場の中に何本も自然生えしているので、耕作するには困ることもあるけれど、この木たちは、心地好い日陰を与えてくれるし、たくさんの虫たちを呼んでくれているのです。

そして、暗くなるまで作業をしてたとある日、手拭いにくっついてるなにかが光ってて。

よく見たら可愛いほたる!!

びっくりして、車を降りて、改めて真っ暗な圃場を見たら、たーっくさんほたるが舞っていて。

ヒメホタルなので発光も強くて、圃場全体のそこかしこで舞っていて、それはもう綺麗な光景で。嬉しくなって、肉体労働の疲れなんてどっかいっちゃって(笑)

植物や虫たち。彼らの生きかたってとてもシンプル。難しく思えることも観察してると本質はとてもシンプル。

難しくしてるのは人間の捉え方かな。

なんてことを、藍たちの上で舞うほたるたちを眺めながら考えていました。

捉え方と言えば、最近身近な人からも、捉え方の違いについての大切なことを改めて教えてもらう日々です。

農繁期と自身の環境の変化が重なり、あっち行ったり、こっち行ったり、あぁ忙しい、忙しい(笑)

そんなこんなで、遠いと感じてた場所を、とても身近に感じるようにもなりました。そんなの不可能だよって思ってたことが、可能なのかもと思うようになったり。

これって逆もあって、一緒にいる人によって、可能だと思ってたことが、不可能になったりもします。

たとえば同じ言葉でも、言う人が違うと感じ方が違う。同じことをしてても、同じ場所にいても、そこに一緒にいる人が違うと、全然違う結果になったり。

共に経験する人って、とても重要な役割だなぁって改めて感じる今日この頃。

私自身も、誰かと一緒に何かをするときには、その誰かの経験が深まり楽しみが増えるような、そんな存在であれたらいいな。

そして何かを伝える時には、言葉を大切に選んで、相手の心の芯に届くように伝えられたら。

「教える」のではなく「伝える」って、凄く難しいことだけれど。

関わってくださる周りの方々と共に、これからも小さな一歩を積み重ねていけたら。

ちょうど1年前の今日(6月5日)、

杁ノ洞の溝切りがスタートした日です。

手探りで始めて、放棄地に自然生えする植物たちに癒されたり、開墾するたび出てくるゴミに哀しくなったり、

1年間、ゆっくりだけど、いろんなことがありました。なんだか、まだ1年?!って感じます。

まだ1年、もう1年。これからも積み重ねて、場を育んでいけたら。

そしてね、最近何故だか、かわゆいうさぎさんにご縁をいただくことが多くて、ふと思い出したことが。

謎の消化官と言われている盲腸の働き。人間は、大体の栄養を小腸で吸収するので、消化吸収という点から見ると盲腸は無くても良い消化官と言われます。

これが馬だと、盲腸の中で繊維を微生物発酵し、その微生物たんぱくを大腸から吸収します。盲腸はとても大切な役割をする消化官なのです。

そしてうさぎは、大腸が短くて栄養を吸収しにくいので、盲腸糞を摂食することで微生物たんぱくをとります。

うさぎのうんちが、とある植物にとって良い肥料となると言われるのは、微生物たんぱくがたくさん含まれてる盲腸糞だから。

様々な草食動物が盲腸で行っている微生物発酵。草食動物は盲腸をフル活動させることによって、植物だけで生きている場合が多いです。

そして草食動物に食べられる植物たち。植物も、ただ食べられるだけでは困るわけです。草食動物も、植物が無くなったら食べるものがなくなって困るわけです。

その場から動けない植物たちは、動物に種もいっしょに食べてもらって、運んでもらう。

たとえば鳥は、排泄口付近に大腸と二つの盲腸があるため、盲腸で微生物発酵が行われていてもその微生物たんぱくを吸収出来ないのではと言われています。

じゃあどうしてその臓器はあるの?
たとえば植物にとって、種まで消化吸収されてしまっては困るわけで。

鳥が食べて排泄した種が芽吹くのは、盲腸での微生物発酵に反応して、消化吸収される前に排泄されてるから、発芽スイッチが入ってたりするんだろうな、と。

単体で見ると役立っていないように見える謎の臓器、けれど、ある側面から見ればそれは循環する役割として働いている臓器。

動物と植物の、間接的にもちつもたれつが起きている関係。人同士でも、間接的だけれど重要な、もちつもたれつな関係が、循環につながるのかなって。
そしてやはり、キーワードは発酵だなぁなんて。

発酵といえば、有松絞り祭!!

今年もゲストハウスMADOさんにて二日間お世話になりました!

毎年楽しみな二日間。今年もはりきって売り子さん♪

女将さんの発酵料理! 女将さんはいつも、つむぎて農園のお野菜を素敵なお料理に変身させてくださいます。

ありがたいことにまた今年も完売続出!

良き場には良きご縁が集う。毎年、会えて嬉しい方々にお会い出来る二日間なのです。

そして、MADOオーナーが、初公開の岡邸へ連れていってくださいました。

絞り問屋さんだった岡家。

絞り実演では、技術を間近で見せていただき、絞り浴衣のお手入れの仕方などを教えていただきました。

今年も楽しく、貴重な経験盛りだくさんな二日間でした!

いやー、しかし、今日までほんっとに、やりがいはあれど目まぐるしく動き回った日々でした!

なかなか、記事を書く時間もままならないのでこれまでのことをまとめて書いちゃお!(笑)

先ずは豊田松平にある、ちょっと驚きなお食事処。

山の中なのに、チョウザメがいっぱい!

そして、猪!

16歳になるといういのっちくん。なんだか、神聖な域にも感じる風貌。

ご主人にとてもなついていてびっくり!

生きている猪を初めて触らせていただきました。でね、猪目窓のように、本当に目がハートなのかなって思って、間近で目を観察。

うーん、ハートぢゃない(笑)

なんで、猪目窓はハートなんだろ?

畑では困ることの多い猪、実際に触れ合ってみると、不覚にも可愛いなぁなんて(笑)

いのっちくんをとても愛しそうになさっているご主人が素敵でした。

そして、杁ノ洞へ遊びに来てくれたたかちゃんたち。

たかちゃん自身も忙しい中、藍の定植の続きをお手伝いくださいました。

実はこの日、まったくの別件でとても哀しく腹立たしいことがあって、心の中が大嵐(笑)

肉体労働も続いて、心身共に疲れはてていて。

色々と処理して、へとへとで事務所へ戻ったら、たかちゃんが幸せごはんを作っていてくださって。

めちゃくちゃ嬉しかったなぁ!

心の中の大嵐が一瞬で快晴!(笑)

美味しくて、幸せの味がするごはん時間でした。本当に、関わってくださる周りの方々に救われているなぁと。

あきこちゃんとの、ちょっとびっくりな福島つながりも分かって、ご縁というのは本当に不思議だなぁと。

益々男前になっていくたかちゃん、その節は本当にありがとうね!!

そして、そして、杁ノ洞の土のことについて学ぶ時間。

名城大学の磯井教授と澤田くんもお越しくださり、杁ノ洞の土壌調査結果をお話くださいました。

この日は、私にとって、色々なことを判断し決断する重要な日となりました。

この日のことについては、長くなってしまうので、また改めて記事にします。

その翌日は、サクラワークスのみんなと一緒に、梅の収穫と梅仕事。

1本の梅の木から、30kgを収穫!

この日もとっても暑い日でした。みんなが頑張ってくださったおかげで、短時間で1本収穫完了!

お昼は杁ノ洞へ移動して、前田さん特製のちらし寿司と、私たちが豆から育てた味噌のお味噌汁をみんなで食べました。

お昼を食べてからは、杁ノ洞の雑草のお勉強タイム。

からの、サクラワークスさんへ戻って、梅仕事!

選別して、袋詰め。傷のある梅たちはシロップに。

たった30kgだけれど、ひとつひとつ綺麗にしてヘタ取りしていくのは大変な作業。

今日中には難しいかなぁなんて思っていたのですが、サクラワークスパワー凄し! 選別も仕込みも完了!

梅たちが、丁寧に扱ってもらえたことを喜んでいるようでした。みんなの手が合わさって、きっと美味しいシロップになるね! 仕上がった暁には、念願のジュース屋さんしましょう♪

さて最後に、最近の夜なべ仕事。

どくだみを日本酒に漬け込み、虫除けづくり。そして夜な夜な、にんにくの芽とぼんぼりを刻んではお醤油に漬け込んだり。

そんなこんなをしつつ、横浜と名古屋を往復する日々。

この時期は、雨の日も、晴れの日も、お仕事がたくさん。百姓とは、百の仕事が出来る人。

夏土用に入るまでは精一杯駆け抜けて、土用に入ったらめっちゃ寝るんだ!(笑)