日々、いろんなことがありますが、今年はもう本当に、いろんなことが次々とありすぎて。素敵なことと、大変なこと。山あり谷あり。

素敵なことがあると、記録に残しておきたいなと思うのですが、間髪入れずに大変なことも起こるので、なかなか発信が追い付きません、、、

書きたいこといっぱいあるのにな。書けていないことばかり。
杁ノ洞で初めて行った長久手サマーキャンプのこと、それまでの星野くんの色々な現場準備のこと、藍のこと、福島のこと、大豆のこと、きみどんとたぁこさんの竹作品やボタニカルアートのこと、素敵な活動をしている友人たちのこと、色々、いろいろ、、、

この夏は猛暑が続き、藍の刈り取りや草刈時に命の危険を感じたりしました。

水を自然に任しているので、雨がずっと降らなかった時は、畑に行くたび、作物を見るのが怖くて足がすくんだり。

先日の台風では、軽トラのフロントガラスが割れたり、いろんなものが壊れたり飛んだり、大切な木々が折れたり。

猛暑と戦いながら、必死で刈り取り、天日干しし続けた藍の乾燥葉。倉庫に台風が吹き抜けて悲惨なことになりました。

それでも、作物たちが元気なのが救いだったのに、今度は獣たちが圃場中で大暴れ。

これ分かります?藍の畝がくちゃくちゃに、、、。

一難去るとまた一難。の連続です。

心休まる時が少なくて、さすがに凹むなぁと思っていた時、Facebookで素敵な言葉を拝見しました。

以下、抜粋させていただきます。

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「今年こそタネ採りの最高の機会です。間違いなく過酷な環境に強いタネに進化したはずです。悪天候は最高の機会なのです!タネを採っていれば前に進めます!」

これは、今回の『自然栽培vol.16』タネの特集の巻頭に登場する、自然栽培タネとりのプロ、関野幸生さんが、今日FBで書いていた言葉です。


肥料も農薬も与えずに育った農作物は、それだけで強い種(しゅ)になります。
しかも、猛暑や豪雨のなか、ほとんどの株が倒れても、そのなかで1本でも立ち上がる株があり、実りがあるならば、そこからタネをとって次につなぐことができます。


今年、東北ではまったく雨が降らなかったために、稲が枯れてしまった地域があったそうです。稲の葉が丸まって枯れていく・・・。農家自身も生まれて初めて見る、田んぼで稲が枯れる姿だったといいます。恐ろしい光景です。
これほど雨が降らない年は、いままでなかったということです。

では、来年はどうでしょう? この「異常」とみんなが口々に言う状況はよくなるのでしょうか?

どんな過酷な状況でも、そこからタネをとり続けて次につないでいくことの大切さ。

それは、地球環境が悪化し、いつか必ずくる食糧危機のために、いまから備えておかなくてはいけない知恵と技術だと思います。

(雑誌自然栽培編集長 温野まきさんの投稿より)

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とても、元気をいただける言葉だなぁと思いました。

そうか、悪天候は最高の機会、強い種が採れる、って考えれば良いんだ!って。

「ほとんどの株が倒れても、そのなかで1本でも立ち上がる株があり、実りがあるならば、そこからタネをとって次につなぐことができる。」

そう思えた途端、獣たちに大暴れされてしまった畝の隙間で、健気にまた根をはって復活しかけている藍に目がいきました。

この藍たちから種を採ろう。今年目標にしていたことは成せないかもしれない、けれど、なにか方法が無いかもう一回考え直してみよう。考えて、考えて、考えて、行動へうつしてみよう。

正直、こういう活動を生活につなげようと試行錯誤している身にとって、悪天候による作物への影響は大打撃です。そして、動物たちが圃場へ降りてくるのも、天候による場合が多いのです。どこから手をつけてよいのか分からなくなってるくらい凹みまくりですが、凹んでる暇など無いなって。

強い種は採れる、次につなぐことができる、それだけで希望が持てる。

とにかく出来ることから復旧作業だーっ!って、思えたのです。

そして、もう何もかも、自分の不徳の致すところ、と自分へ発破をかけました。起きてしまったことを、対外的な理由に結びつけて何かのせいにすると、私は途端に気力が無くなるのです(笑)
それが自然の起こしたことだとしても。

たとえば「台風のせいで、、、」とか「獣のせいで、、、」とか思うと、もぅうんざりしちゃう。

自分の不徳!と自分に言い聞かせると、辛い作業をしてても、いきなり笑えてきたりして楽しくなったりします。どこかおかしいのかな(笑)

どうしたら良いの?!ってボーゼンとしちゃうような光景とかでも、もうなんでもこいー!おりゃー!やったるがな!!って感じで。

なんか変なスイッチが入るんですね(笑)

こういう活動を続けていると、必然的にいろんな意味で寛大になれます。というか、寛大にならざるをえない!(笑) っていっても、まだまだ御猪口ほどの心の狭さですが(笑)

楽しいこともいっぱいあるけれど、辛いことってすごく多い。辛すぎると、楽しむ術を見つけられるようになるんだなぁって。

不思議なのは、どんなにキツくて辛くても、何故か「諦める」気持ちにはならないこと。うーん、なんでなのかなぁ。ほんと不思議。

やさぐれたり、落ち込んだり、愚痴ったりとかは全然しちゃうのだけど(笑)

肉体労働しすぎて腕はどんどん野太くなるし、知らない間に身体中アザだらけだし、虫にさされまくって顔がぼこぼこになったりするし。

毎年のことですが、海にもプールにも行けてないのに、水着の跡みたいに背中はがっつり日焼けしてるし。

普段は、そんなことどうでも良くなるくらいの充実感と達成感で楽しくすごせるのですが、色々重なると、どこかに気持ちを放ちたくて。こうして書いたりもしてしまうのだけど。

なのに何故か、「やるしかないもんね!」って最終的にはなるのです。

こんな感覚は以前は無かったなぁ。

あ、無理。やめやめ!って感じですぐ諦めてたなぁ。今思うと、たくさん勿体無いことをしてきたなぁと。

自分の捉え方や考え方で、物事は悪い方へ向かったり、良き方へ向かったり。

こういう活動を始めてから、なによりの恵みだなと思うのは、芯に届く言葉を選択し本質を表現なさる方々とつながらせていただけていることです。

自身の捉え方や考え方が偏っているときに、何故かその方々の言葉を目にしたり、直接伝えてくださったり。そのおかげで、いろんなバランスが取れたり、大切なことに気付かせていただけたり。

人はいくつになっても、人から生き様を学び続けるものなんだなって。

人の縁は、恵みです。

さて!気を取り直して、「楽しかったブログ」もこの勢いで続けて書きあげちゃいまーす!

最後まで読んでくださって、本当にありがとうございました!